臨床検査技師の正直しんどい


こんちは。技師長の松崎です。


僕は、臨床検査技師になって10年経ちますが、その間、色々な経験をしました。

振り返ってみると、とても充実していましたが、嬉しかった事、楽しかった事も多かった半面、悲しかった事、悔しかった事、ムカついた事なども数知れず。


今回は臨床検査技師になって、しんどかった事を紹介します。

必死でやっていれば、しんどいと思う事はいっぱいあるはず。その一部を挙げてみます。


①勉強に追われる→僕は超音波検査を柱とした臨床検査技師ですが(音柱!?)、超音波検査は奥が深く情報も更新し続ける為、日々の勉強が欠かせません。特に超音波検査に携わってからまだ間もない駆け出しの時は特に大変でした。まず、エコーの原理を理解していませんでしたし、解剖、日々遭遇する病気など、全てにおいて真新しい事ばかりで、頭の中を整理するのでいっぱいいっぱいでした。

それと僕は、中学、高校と全く勉強をしてこなかったので、勉強慣れしていない僕にとって医学を学ぶのはとてもハードルが高かったです。

②先輩がいなかった→僕が臨床検査技師になった10年前、22歳のピヨピヨでしたが、最初の1年間は超音波検査士の先輩が指導をしてくれましたが、先輩がいたのは最初の1年だけでした。

2年目から技師の一番上は僕になりました。(今考えるとぞっとする)

超音波検査も当時の僕が一人で担当する事になりますが、とても緊張しました。

その後、外部の総合病院へ研修へいき何とか一人前になれました。今では信頼できる後輩がおり、私を含めて6人の技師メンバーで構成されています。

③休みが少なかった→当院の文化として、週休2日のうち1日を使って、外部の総合病院へ研修へ行きます。これは、入職前に説明があり、それでも超音波検査を学びたい!という方のみを採用している為、自分の選択で研修させていただいているのですが、結構キツかったです。

その研修によって大きな力を手にしたのは言うまでもありませんが。

④仲間が退職した→出会いの数だけ分かれあり。と言いますが、本当にそうです。よし!一緒に技師部門を盛り上げていこうと入職した後輩が、辞める事になった時はとても落ち込みました。僕の教育の力不足で招いてしまった事ですが、仲間が離れていく事はとても苦しいです。

自分に後輩を育成する事はできないのではないかと思う事もありました。

⑤部署間の関係性→人と人ですから、時にはバチバチする事もあります。どちらも譲れず、ガチンコで喧嘩した事もありました。分かり合うって難しいです。

こんな事が挙がってきますが、他にも色々あります。それは今度の機会に。


書きながら感じたのですが、もしかすると臨床検査技師に関係なく世間で活躍している色々な職種の方のしんどかった事って共通する事が多いのではないかと思いました。


人生谷あり山ありです。

しんどかった事があるからこそ、楽しい事、嬉しい事が活きる気がします。


臨床検査技師

松崎

技師長の日常

臨床検査技師の価値を 拡大させようと頑張る 技師長の日常

0コメント

  • 1000 / 1000