超音波検査は、信頼あっての検査


超音波検査士の松崎です。


僕は延べ2万~2万5千件くらい超音波検査をしてきました。

まだまだ、学ぶべき事はいっぱいありますが超音波検査をする人にとって大事な素質は何なのか、見えてきた気がします。


超音波検査は術者の人間性が問われる検査だと感じています。

検体検査は機械が結果を出すので、誰が検査を担当しても同じ結果が出ます。

超音波検査は人が担当します。

経験豊かな人がした検査、優秀な人がした検査、エコー検査を始めて間もない人がした検査、技量によって得られる結果が異なる場合がありますが、どれも同じ超音波検査です。


誰がしたのか?が問われる検査でもあります。

もちろん検査をするのは経験が豊富で優秀な人が良いでしょう。


ただ、その前提でもっと大事な事があると思っています。


A:挨拶をしっかりし、時間を守り、課題を出したら期限内にやる、トラブルがあった場合速やかに上司に報告し、周囲から信頼されている人。

B:遅刻が多く、課題に対しても期限内にやらない、トラブルがあっても上司に報告しない、周囲から信頼されていない人。


Aの人、Bの人、超音波の経験量、技量が同じ時、どちらに検査をお願いしたいですか。

言うまでもなく、絶対Aさんにお願いしたいですよね。


例えがちょっと極端でしたが、超音波検査って特殊な検査で、病変を見落としてしまう事がある検査です。

もちろん真剣に見落としが無いように1件1件真剣に見ていくのですが、人間なので0にはできません。


そんな緊張感がある検査なので、日ごろの行いが大切だと思っています。

超音波検査士になる前提として、人から信頼されるという事は超重要な素質です。

今までの経験上、まず超音波検査に携わる前に社会人として一人前になる事が超音波検査の技術取得への近道だと思っています。


僕も、天狗にならないように、常に謙虚でいれるようにしますね。


松崎










技師長の日常

臨床検査技師の価値を 拡大させようと頑張る 技師長の日常

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